「NTO QUAN」

先日、生野区今里にあるベトナム料理店「NTO QUAN」へ行ってきました。
生野区今里周辺は東南アジア系の方を多く見かけますが、中でもベトナムのお店がかなり多い印象です。近鉄今里駅から新今里公園周辺は、特にその雰囲気が色濃く感じられます。
現在、がちレベルではありませんが、ゆるくグルテンフリーを実践中。そのため十割そばやフォーを食べる機会が増えました。
本格的なフォーをお店で食べたのは、大阪・関西万博のベトナム館が初めて。それ以来食べる機会がなかったので、この機会に今里へやって来ました。
数あるベトナム料理店の中から選んだのは「NTO QUAN」。 決め手は…看板がなんかカッコ良かったからです(笑)。

お店に着くと、ガラスの引き戸の奥に木製の開き戸という二重扉仕様。中の様子が全く見えず、一瞬「営業してるよな?」と思いましたが、ここまで来たら引き返す理由もありません。
勢いよく「たのもうーっ!」と入店。
すると店内には、お客さんゼロ。
店員さんが一人で新聞を読んでいました(笑)。
勢いよく入ってきたおっさんに少し驚いた様子でしたが、笑顔で席を案内してくれました。 店内は「ザ・ベトナム」という感じではありませんが、大きな絵画が飾られていて、落ち着いた雰囲気です。



メニューには美味しそうな料理がたくさん並んでいましたが、この日は最初から決めていました。
鶏のフォーです。
勢いよくメニューを指差して、
「This one, please!」
店員さんは笑顔でサムズアップ。 言葉はほとんど通じませんが、これで十分です。











家で食べるインスタントフォーは4分できっちり完成します。
なので、お店もすぐ出てくるのかなと思っていましたが、意外と時間が掛かります。
「もしかして今から米を砕いてフォーを作ってるんちゃうか…。」
なんてアホなことを考えながら待つこと10分、15分。
ようやく到着しました。

青いお野菜がたっぷり入り、大きめの鶏肉もゴロゴロ。
見るからに美味しそうです。
一緒に運ばれてきたのは、オレンジ色の調味料と、透明な液体にスライスニンニクが入ったガラス瓶。

店員さんはオレンジ色の方を指差しながら、
「スパイス! スパイス! スパイス!」
と何度も教えてくれます。
なるほど、これはスパイスらしい。
今度はガラス瓶が気になったので、
「Hey you! What is this bottle?」
と聞いてみると、
「ガーリック! ガーリック!」
どうやらニンニクとのこと。
帰ってから調べてみると、ガラス瓶の正体は「Tỏi ngâm giấm(トイ・ガム・ザム)」というニンニクの酢漬け。
そしてオレンジ色の調味料は「サテ(Sa Tế)」という、唐辛子やニンニク、レモングラスなどを使ったベトナム定番の辛味調味料でした。

まずは何も入れずにスープを一口。
鶏の旨味がしっかり出ていて、とても優しい味わいです。
これは美味しい。

続いてサテを少しだけ投入。
ひと口。
「ん? 全然辛くないやん。」
思っていたよりずいぶんマイルドです。
「店員さん、『スパイス』連呼してた割には大したことないな。」
……なんて思った、その30秒後。
来た。
じわじわ、じわじわ、口の中が熱くなってきます。
ガツンと来るタイプではなく、後から追いかけてくるタイプ。
食べ進めるほどに身体がポカポカしてきて、気付けば額から汗がじんわり。
辛いものが苦手な自分には、「ちょうど良い」を少しだけ超えた絶妙な刺激でした。
さらにニンニクの酢漬けを入れると、酸味が加わって一気にさっぱり。
これがまたフォーによく合います。
調味料で少しずつ味を変えながら食べるのも、本場ならではの楽しみ方なんでしょうね。
そして、鶏肉が思いのほかごろごろ入っています。

食べても食べても中から鶏肉が。
これはかなりの食べ応え。本場のフォーもこれくらい食べ応えがあるのでしょうか。
今里にはまだまだ気になるベトナム料理店がたくさんあります。
しばらくはフォー巡りが続きそうです。
ごちそうさまでした。
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