新型コロナ禍で災害が発生した場合について

その他

災害が起こる前に・・・

新型コロナウイルスの感染拡大防止が求められる中、今、災害が発生し、避難所の密集した環境下で集団生活を送らざるを得ない状況になった場合、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎やインフルエンザ、新型コロナウイルスなどの感染症が拡大するリスクが高まります。

 昨今、全国的に大雨等による被害が多く、避難所の様子が報道されていますが、避難所までの移動に危険が伴う場合や自宅が堅牢なつくりの場合、また新型コロナウイルスの影響が深刻な状況下では、避難所へ移動することが必ずしも最善の選択とは限りません。

 新型コロナウイルスが蔓延する今、大雨や台風、地震による災害が起きたらどうなるのか、平時のうちに事前に準備するなど災害時の行動、備えを考えておきましょう。

決めておくべきルール

・避難場所や避難路

避難所が過密状態になることを防ぐため、可能な場合は親戚や友人宅などへの避難も検討してください。

・家族の連絡方法

LINEや災害伝言ダイヤルの利用など、災害発生時にどのように連絡をするか家族内でルールを決めておきましょう。

〔災害伝言ダイヤル使用方法(NTT西日本)〕

・伝言を録音する(30秒以内)

 ①「171」をダイヤル ②録音を選ぶ(「1」を選択) ③録音する先の電話番号をダイヤル

 ・伝言を再生する(30秒以内)

 ①「171」をダイヤル ②再生を選ぶ(「2」を選択) ③再生する先の電話番号をダイヤル

新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するために

コロナ禍では、

・3密(密閉空間・密集場所・密接場面)を避ける

・汚れた手で無意識に目・鼻・口を触らない

・こまめな手洗い・アルコール消毒を心がける

ことが大切です。

感染症にかかること、拡大させることを防止するために自身の行動を見つめなおしましょう。

3密を防ぐために

避難先を把握する

 水害ハザードマップでお住まいの浸水深をあらかじめ確認し、浸水しない地域や浸水想定以上の高さに部屋がある場合は原則として自宅避難です。

 自宅避難が難しい場合は避難所だけでなく親戚や友人宅への避難も検討してください。避難所へ避難する場合はあらかじめ体温を確認しておき、適切な対応を受けられるようにしましょう。

 このように「自宅が浸水する地域であるか否か」や「避難するならどこへ行くか」などをあらかじめ把握していれば、もしものときに余計な混乱を避けることができます。

※東成区内の災害時避難所及び水害時避難ビルについてはこちらをご確認ください。

河川カメラで状況を確認する

河川カメラ河川情報では、各河川の画像や水位等がリアルタイムで更新されています。

避難行動の参考にご確認ください。

食料品や飲料水、衛生用品等の備蓄を

 大雨・台風・地震などが発生すると、交通麻痺により物流が停滞し、数日間は救援物資が届かない状況が想定されます。

 少なくとも救援物資が届くまでは自らの力で生き延びる必要がありますので、できる限り7日分以上の食料品や飲料水、マスクなどの衛生用品を備蓄しましょう。