留学生×ひがしなりソケット

体験レポ

東成区は、その「運営方針」にSDGsを掲げ、基礎自治を担う行政機関として、保健・福祉・教育・防災など、SDGsの各目標にかかわるさまざまな施策・事業を行っています。特にSDGsの目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」に資するための「協働基盤の構築」は、区役所の最も重要な役割の一つです。

令和元年度(2019年度)、当区が実施した「ひがしなりソケット」プロジェクト(「ひがしなりソケット」2期生 プロジェクトアイデア発表!)と本市経済戦略局「外国人留学生との連携拡大及び起業支援」事業との連携枠組みで、区内の企業や団体等と留学生たちがワークショップを行い、新しい「まちづくり」のアイデアを生み出しました。

留学生たちはワークショップに先立って、日本の町工場が地域社会と強い関わりを持ち、社会的価値創造に自然な形で取り組みながら成長してきたという姿を知るために、まず、ひがしなり企業を訪問して、従業員へのインタビューやディスカッションを行いました。ここでは、日本の中小企業の「社会性」の豊かさを知るとともに、大学では得られない現場の実践知にも触れることができました。留学生たちはこれを踏まえて、「ひがしなりソケット」プロジェクトのメンバーとともにワークショップに参加することで、とても熱い議論になりました。

工場見学・就労体験の様子

ひがしなりソケットLAB.ワークショップに参加している様子

彼らはこのあと、日本や自分の国で、あるいはまた別の国で、研究を続けたり、就職したり、起業したりします。その際、彼らが大阪と世界を結ぶ「懸け橋」となってくれるものと期待しています。今回、植えた種は10年20年後に花が開きます。
詳しくは別添のPDFファイル「『留学生×ひがしなりソケット』<母国の社会課題とSDGs>」をご覧ください。